追悼と快癒
6日前、高校時代の恩師の訃報が届いた。
担任ではなかったが、何かと話をする機会が多かった。
進学について、最終的に担任以上に相談することになった。
女子スポーツ部の指導で実績を上げたことでも、県下で有名だった。
島内の県立高3校で教鞭を取り、退職後は阪神淡路大震災の語り部として活動。
市内にお住まいだったので、時折は雑談に立ち寄ってくれていた。
数年前から、何度かの入退院を聞いていたものの、
ひょこっと店に顔を出してくれることもあり、
まだ大丈夫と、かってに思っていた。
告別式には、おそらく斎場のキャパぎりぎり200人くらいが集まっていた。
まだ、先生がふらりと店に立ち寄ってくれるような気がしている。
3年前の秋に、知り合いのふとん屋さんが倒れた。
身内の方から、たびたび経過をうかがっていたが、
回復するのは難しい印象を持っていた。
が、奥様の献身、かかりつけの医師の努力により、
救急病院から近隣の病院に移り、さらに自宅に戻ることができたという。
そして、3日前にはダンナのケータイに本人から電話があった。
仕事に復帰するのは難しいものの、
自宅での生活が可能になったというのに安堵した。
また会う日が来ることを楽しみにしよう。